こんにちは、シャトーブリアンです。
空港ではカモられないように常に緊張感を持っていたカモなんだけど・・
ホーチミンの空港からGrabに乗ろうとしたら危うく騙されそうになった
空港からはいつもタクシーで移動するんだけど、今回は初めてGrabを呼んでみた。Grabのほうが安いし、事前に料金がわかるので安心だし、乗りながらドキドキするってこともない。
そんなにビビるか?って・・実は初めてホーチミンに来たときに白タクとやらに乗ってしまい悲惨なことになったオイラ。それ以来、空港からのタクシーにはマジで気をつけている。
はずだったんだけど・・
Grabを呼ぶ
空港を出たら柱にある番号の11まで歩く。
事前に予習していたのでここまで完璧!
と、まぁ十数m歩いただけでこの誇らしさよ・・
というのも、道中「Grab?」と声をかけてくる輩をちゃんと振り払うという試練があるのだ。声かけてくる人は絶対ダメだと白タクで学んでいる。
11の柱付近でGrabを呼ぶ。
ありがたいことに空港Wi-Fiは建物を出たこの場所でも繋がっている。
で、すぐに捕まった!
横断歩道を渡る
11番の柱の前にある横断歩道を1つ渡る。
するともう1つ横断歩道があるので、これも渡る。
2回渡ればそこがGrab乗り場!
ここまでにも「Grab?」と声をかけられまくりなんだけど、無表情でNOと躱わしていく。
いけるいける、あとちょっとだ、がんばれカモ!
乗り場で待機
自分のGrabが来るまで待つ。
2つの横断歩道を越えてきたこの場所は空港Wi-Fiの電波が弱まっていて、ドライバーからのメッセージが見れない状況になっていた。こういうときにSIMがあるといいよね。
詐欺師1登場
スマホを手に待っているとニコニコしたおじさんが「Grab?」と聞いてきたので、もちろん「NO!」と振り払う。
すると、『いやいやいや、あんさんそんな警戒せんでも!Grab待ってんねやろ?何番や?おぃちゃんが探したろ!』と言ってきた。・・・か、どうかはわからないけど、そんな雰囲気の声かけだった。
「50Eの〜」
『はいはいはい、それならあっちやで〜!』
と、柵の向こうへと案内された。
詐欺師2登場
柵を越えると手を振りながらこっちに来る青年がいて、配車した番号と同じ番号のGrab画面を見せてくれた。
この番号を見て安心し、車を停めているところまで歩いて行くことに。
その間、『どこから来たの〜?』『日本人?こんにちは〜』『ホーチミンにどのくらいいるの?』などの会話が始まった。
で、ちょっと歩いたら車に到着。
車はすでにトランクが開いている状態で、そこに荷物を載せてくれようとした。だけど、この「開いているトランク」に違和感を感じてナンバーに手を伸ばすと「61〜」と全然違う番号だった。
やべぇ、これちゃうやん!ってなり、ここで騙されかけていることに気がついた。
危ない危ない・・
「番号ちゃうやんか!ほなな!」と別れを告げた。
『いやいやマダム〜、言い訳させてくれ・・なさそうやな、チッ!』ってな顔をしていた。
そこから三途の川1本分道を戻ったとき、偶然にも目の前をオイラのGrabが通り過ぎて行った。ナンバーもちゃんと合っているし、ようやく本物のGrabと出会えたのだった。
ふぅぅ〜!
車に乗ったあと拾った微弱な電波からGrabを見ると「あなたの写真を送って」とメッセージが来ていた。こちらが目印を伝えてあげるか、そうでなければ向こうが見つけやすいように聞いてくれるみたい。これはマレーシアで学習済み。
ちなみに、乗り場付近に緑のGrab服にGrabの傘をさした人がいたんだけど、彼こそ本物じゃないかな?
手口を推理
これまでの流れから考えられるのは・・
↓
鼠小僧から小僧へ番号が渡る
↓
小僧が自作のGrab画面に番号を入力し、その画面を見せて信用させる
↓
ナンバーが違うと気づかれないように予めトランクは開けている
ってな感じで、単独犯ではなく連携プレーをしているとみた。
カモに告ぐ
・「Grab?」と声をかけてくるのはフル無視で
・三途の柵は絶対に超えるべからず
・車のナンバーは指差し確認
ってことで、あと1歩で乗りそうなところをギリ逃れたカモ。
フライトに疲れ、入国審査の長蛇の列に滅入り、外に出た瞬間モワッとした空気とごちゃごちゃ感に思考力を奪われるけど、辛うじて危険を察知する力が残っていてよかったよかった。
詐欺師もあの手この手といろいろ考えているんだねぇ。
気を取り直して、今シーズンの越冬地はホーチミンからスタートだ♪
空港怖い・・