こんにちは、シャトーブリアンです。
オンライン講師として中国人に日本語を教えているんだけど、学生さんがブチギレたぁぁw
中国人にブチギレられた
日本語講師になって6年が過ぎ、今の学校で働き始めて2年4か月ほどなんだけど、初めて学生さんにブチギレられたw
就職の面接練習
その日のレッスン相手は中国人女性で、就職の面接練習という内容だった。2時間後に日本企業の日本人担当者と面接をするとのことだったので、模擬面接のような形で話を進めていった。
話し始めからあまりスムーズに進まなくて、聞き取れないことも多いし、話すのもなかなかで、これで面接って大丈夫かなぁってな感じだった。
彼女に合わせてかなりゆっくり話し、使うのは簡単な日本語ばかり。こんな面接官いないだろうというレベル。
それでもわからない点があったようで、学生さんはこう言った。
『書いてもいいですか?』
「どうぞ」
わからないときにチャットを利用するのはよくあること。
しばらく待っていたけど、メッセージが届かない・・
「できた?」
『〇〇の APPですか?』
「そうですよ」
画面越しにスマホで文字を打っている感じが見えたので、もうしばらく待ってみることに。
すると、チャットには学生管理の人からメッセージが届いた。
\彼女はめっちゃ怒っています
\先生が理解してくれないと言っている
というような内容のメッセージがダダダダーッとたくさん入ってきた。
で、学生さんは何も言わないでいきなり画面を切った。
そのあとも学生管理の人から「めちゃくちゃ怒っている」「何があったんだ」とかとか、追いメッセージが続く。
はて・・?
何か怒られるようなことしたっけ?である・・
担当者からの電話
ダダダダーッが収まるのを待ち、そろそろ返事を打とうかというところで、今度は講師管理の担当者から電話がかかってきた。中国の学校なので担当者は中国人。
授業の様子を説明したところ、学生さんが書くのを待っていた「無言の時間」がダメだと言われた。
そして…
『”書いてもいいですか?” は先生が書きますよ』
「え、これは言った人が書きますよ?」
『学生は先生が書いてくれないし、無言だったから不安になったんですよ』
「じゃあ、そう言えばよかったんじゃないですか?」
『レベルが低い学生は言えないですよ』
「言葉がわからないならジェスチャーでもいいし、違う、わかりません、NO、先生?とか、何かできる表現がありますよね?」
『無言の時間は不安ですよ』
「”書いてもいいですか?” と言われたら、どうぞと言って待つのは普通の流れだし、プレッシャーを与えないようにその間は話さずに待っています」
『静かだったら不安ですよ』
「なら、その気持ちを伝えるアクションがないとわかりませんよ」
『”書いてもいいですか?” は書いてくださいっていう意味ですよ』
(またかよ)
「”〇〇てもいいですか?”は相手に許可をもらうときに使います」
『エアコンをつけてもいいですか?って言いますよね!』
「はい、誰がつけますか?」
『・・・』
『先生は間違っています、”書いてもいいですか?” の文法は書いてくださいです!』
(ちゃうて)
「”書いてもらってもいいですか?” なら、わかりますけどね」
『それもありますが、書いてもいいですかは書いてくださいですよ!』
(まだ言うか)
「あぁそうなんですね。書く場所も聞いてきたので、学生さんが書くんだと待っていました」
『それですよ、学生が怒ったのは!』
(知らんがな)
「で、私は今からどうしたらいいんですか?」
『学生は怒ってもう授業を続けないです』
「そうなんですね、わかりました」
『学生が何を言いたいか理解してあげないと』
(うるせぇ)
『今回の授業はキャンセルでいいですか?』
*キャンセルとは無給になるということ
「学生さんの勘違いで勝手に怒って途中退室したんですよね?学生都合だからキャンセルにするのはおかしくないですか?」
『でも学生は授業を受けていません』
「わからないとの意思表示があったのなら私も悪いですが、この流れの場合、何も言わなかったらわからないですよ」
『キャンセルでいいですね?』
(伝わらんなぁ・・)
「いいえ、今後わからないからキャンセルなんてのが通るようになったら困ります」
『わかりました、もういいです!』
プチッ・・・
あんたもかーい!ww
しんどっっ
書いてもいいですか?は本当にわからなかったのか
実は「書いてもいいですか?」が私に書いて欲しいということはわかっていた。これは学生さんによくある間違いで、普段から頻繁に聞くもの。
だけど、面接練習では一般的な答え方をし、自分が言ったことが伝わらなかったときの対応も学べるようにしている。
ま、本当に学生さんが書いてもいいかと尋ねている場合もあるし、間違っている場合もあるのでまずは様子見。
もちろん長い時間は放置しないし、プレッシャーがかからない程度の時間で書けたかを確認する。
確認したところ、「**の APPですか?」と聞かれたので、書く場所に悩んでいた時間なのかとまたしばらく待った。
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で、火がついたようだw
面接練習では文法だけじゃなくて、コミュニケーションの面も大事にしている。
今回の学生さんはレベルが低いといっても自分の意思を伝える方法はいろいろとあったはず。だけど、彼女が選択したのはブチギレるという手段で、採用から一番遠い選択肢となった。
学んで欲しい内容が相手によっては通じないこともあるんだなぁ・・
ま、この学生さんがキレたことには「損しているなぁ」ってだけだったんだけど、担当者よ、担当者!
まぁ話が通じないよねw
頭ごなしに否定してくるし、文法についてをあんなに食ってかかるなんてすごいなぁって。しゃべりながらネットで調べることもできるだろうに・・
で、最後はキレて電話を切るというね。
あんたもかいなっ、しんどすぎやてぇぇ
こういう人マジで無理ぃぃぃ
で、数分後にその担当者からメッセージが届いた。
『〇〇てもいいですか?を調べたら自分のことに使うんですね、勉強不足ですみません』
だから言うてるやん、ほんで何回も言うたやん!
あぁ、めんどくさっっっ
ってな感じで、ブチギレて途中退出した学生さんがいたという話。
こんなこともあるからやっぱりテキトウ講師くらいがちょうどいいや。

面接落ちろw
テキトウ講師のやらかし
