こんにちは、シャトーブリアンです。
先日、車にはねられてケガをしました。

幸い骨は折れていなかったのですが、至るところにある傷たち。
さて、どうしたもんか・・・
キズパワーパッド
10年くらい前にチャリでこけて、ヒザがずるむけになったときに教えてもらったのが「キズパワーパッド」
そのとき初めて知ったんですが、あれがなかなか良かった!
さて、ホーチミンにもあるのかな?
まぁ、どこかには売っているんだろうなぁ…
でも、まぁまぁひどい傷なので出かけるのも困難でして。
お友だちにお願いしたいところだけど、甘えたり頼ったりするのが超苦手な私。
どこにあるのかもわかっていない状態でお願いするのは心苦しくて言えない…
反対の立場だったら「任せといて~!絶対見つけてくるで!」と、はりきって探しに行くタイプなのですが、なぜか逆となると頼むことができない・・・自分でなんとかせねばと思ってしまうのです。
そして、なんとかせねばさんが辿り着いたのは「湿潤療法」
湿潤療法
昔はケガをすると、傷口に消毒液をぬって、上からガーゼをして、さらに包帯で巻くという方法の手当てでした。で、カサブタができたらもういいよ!ってな感じ。
実はこのカサブタがあまり良くないらしく、そこで登場したのが「湿潤療法」
字のとおり、傷口を湿潤状態にして治していくというもの。結果、傷跡が残りにくいそうな。
傷って、できた瞬間に傷口のまわりにそれを治そうとする細胞が集まってくるのだそう。そこに消毒液をぬってしまうと、その良い細胞までもが死んじゃうんだとか…
そして、傷口から出てくる汚めの汁は実はその細胞の応援団的なもの。その液体があるからこそ細胞は活動でき、傷が治っていくんだとか。
なので、ガーゼで吸い取ったりしないで、その液体を保つようにしよう!ってのが湿潤療法。
まさにキズパワーパッドがそれにあたるもの。
あれって、ずっと貼りっぱなしにすることで効果が現れる。
絆創膏の中に液体ためて、その中で細胞がんばってくれよ!とね。
欲しいな〜!キズパワーパッド!
でもないなら何かで代用だー!
あるもの手当て
とにかく潤いをキープすればいいんだよね!
ってことで、傷口をラップでくるっと巻く作戦!
用意するもの
・ラップ
・ガーゼ
・サージカルテープ
・ワセリン(あれば)
まずは傷口を水で洗う
良い細胞まで殺してしまわないように、石けんなどは使わずにお水のみで洗います。
正直なところホーチミンの水道水は全く信用になりませんが、まぁそんなことを言ってもね…。ここホーチミンなので…
次に傷口をラップで巻く
キッチンにあるラップでOK!
傷口が空気に触れないようにぴっちりと巻きます。
このときにワセリンがあれば、ぬるとさらにいいそうです。
で、ワセリンを使ってみましたが、傷口をすべっていき直接ぬれなくてラップにぬるというのが手間でした。それにない方が好調なような…
最後にガーゼを当てて、テープで止める
ここはなくても問題ないです。
ガーゼを当てるのはラップだとどうしても隙間ができてしまうので、そこから垂れてきたものを吸い取れるようにするためです。また、クッション性を持たせることもできます。あとは、見た目がラップだけよりちょっとマシだから…といった理由です。
ラップの上からサポーターをすると、ラップがズレたりせず過ごしやすかったです。
キズパワーパッドのように数日貼りっぱなしておくのがいいのですが、ラップってそうそう持たなくて…。1日1回、シャワーのときに交換していました。
このとき、ラップを開けるとめっちゃ臭いです。
腐敗臭のようなニオイがしますが、これはキズパワーパッドのときも同じだったので心配しなくても大丈夫そう。
今回使ったもの
ラップ
キッチンにあったラップ。
あ、このVINブランドのラップは全然おすすめできませんw
箱からラップ出して、引っ張って、どこかに貼り付けてからはさみで切る、という超手のかかるラップなんで。高くてもラップは日本製がいいですね。
ガーゼ
薬局で買いました。
大きいのと小さいのといくつか種類がありました。
サージカルテープ
これも薬局で買いました。
大判で使いやすいですが、皮膚の弱い部分だとちょっと肌がかぶれ気味になりました。また、テープを剥がして切るのに結構な力がいります。指をケガして力が入らないので苦労しました。
ワセリン
ヴァセリンもワセリンと同じらしい?
広範囲のケガなんでたっぷりサイズを買いましたが、すべってぬりにくいのでお蔵入りとなりました。
サポーター
ダイソーで買いました。
ラップがめくれないようにしてくれる優秀なおとも!
絆創膏
傷がマシになってきた部分は絆創膏へ切替。
ファミマに売ってたニチバンの。さすが日本製、柔らかくフィットして最高です。
いろいろなサイズがあり便利かなぁ?と買ったけど、フィットしなくて使いづらかったです。
たかが絆創膏、されど日本製の素晴らしいこと!
アイテムがなんにもない〜!ってときでも、ラップがあればなんとかなる!
カサブタ作らずキレイに治しましょ♪
経過観察
ラップを巻いて潤いをキープしながらの日々。
2〜3週間ほど経ってどの傷も塞がりました!めでたしめでたし。
至るところにあった傷ですが、全てにラップを巻けたわけじゃないんです。
角度的に無理なところや指などはラップをすることができませんでした。
すると・・・
意外なことに治りに違いが!
ラップで巻いたところは皮膚表面が滑らかで凹凸がありません。
一方、ラップを巻いていなかったところにはカサブタができており、その分 皮膚が少し盛り上がっています。そして、カサブタ部分の皮膚が突っ張っているうえにとても硬いのです。
明らかな違いだったので、湿潤療法ってすごいんだなぁって思いました。
まぁ、どちらも見た目は汚っっっねぇですけどねww
そこはまだまだこれから。
あとは紫外線を当てぬように暮らし、お肌のターンオーバー力を信じるのみです!キリン柄みたいになった皮膚の模様や顔の傷はかなり心配。
蚊に刺されただけでも跡が残ってしまうお年頃…。どうか、どうか、きれいに治りますように!
はさみもうまく握れない中、めっちゃ使いにくいラップとの格闘。はがすのにかなり力を必要とするベトナムのサージカルテープ。そんなとこ届かんって!という位置の傷などなど、初めは傷の手当てに1時間以上かかり疲れ果てたものでした・・・
独り身であることや誰かに甘えられないという性格。こういうときツライなぁ・・・

また1つたくましくなったなw