こんにちは、シャトーブリアンです。
最近引っ越しをしたんだけど、前のアパートの大家さん、出ていくとわかってからの引き留め方がまぁいろいろで・・
終わってみれば、おもしろかったなとw
ベトナム人大家さんの引き留め方が・・・
引っ越しをすると決めてから引っ越すまで、そして引っ越したあとも、この大家さんといろいろあって、ちょっと変わった大家さんだったなぁw
引っ越そうと思った理由
部屋の色味や家具の雰囲気が気に入って1年その部屋に住んだんだけど、引っ越してきたときからソファが薄汚れていて、全然座る気になれない感じ。だからいつも居場所はベットの上だけ。
それに、クローゼットの中はすごい湿気臭がしていて、物を入れるなんてできない状態。それはまさにおじいちゃんちの押入れみたいなニオイ・・
さらに、駐車場の入り口のスロープがなかなかの急勾配で、毎回バイクの出し入れにヒヤヒヤ。
そんでもって、お向かいさんとお互いが丸見えという状態。
それでも好きだった部屋なんだけど「1年も住んだしもういいかなぁ~」って。ホーチミンでは2年縛り的なものがないので気楽に引っ越せるしね。
・・・と思っていたけど、意外と変な大家さんだったもので…w
大家さんからの引き留め
コロナ云々でまだ経済状況も良くないこの頃は、ホーチミンにやってくる人が減る一方なので、アパートの家賃は多少下がり気味の傾向に。安い部屋を見つけたら引っ越すという人が多い中、大家さんにとっては既存の住人を離したくはないもの。
そんな中、新しいアパートを見つけたので引っ越す旨を大家さんにお知らせしました。もちろん1か月以上前にね。
まだ新しいアパートとは正式な契約はしていないものの、デポジット返却の関係で1か月前には申し出ないといけなくて。
話をしたときは「残念だわ~」と言いながらも了承してくれた大家さん。
だったんだけど・・
契約終了の1か月と1日前になってこんなメールが届いたのです。
「もし契約延長をするなら、コロナ期間中は家賃を320ドルにするよ!」とのこと。
いやいやいや、今言う?w
もう出ていくって決めたよ?
次のところはまだ契約まではしていなかったので延長することもできる。400ドルが320ドルになるってのは現地採用民にとってはありがたーいお声。
でもでもでも、気分はもう引っ越すモードだし、こんなギリギリに言われても考えるのに1日しかないやん?
しかも、コロナ期間中は…って、4月も5月も、なんなら今まで1度もコロナを理由に割引してくれんかったやーん!
ご近所のお友だちが「コロナで家賃が20%下がったよ~!」なんて言ってたときも、素知らぬ顔やったのにぃぃ・・
出ていくのを引き留めたいんだろうけど、タイミングよタイミング。
もう心は引っ越しモードなので、320ドルにうしろ髪引かれつつも留まらないことに。
デポジットでモメる
その後、新しいアパートとの契約も済ませ、この部屋での最後の家賃のお支払いの日。本当はデポジットで相殺が良かったけれど、それはダメの一点張り。
こういう融通が効かないところ、なんだかなぁ・・まぁルールだから仕方ないか。
そして引越しの4日前、大家さんから突然こんなメールが届いたんです。
「コロナでビジネスがうまくいってないから、デポジットを返せないの。だからデポジットの代わりに、もう1か月住んでいいよ!」
はぁぁぁ?
いやいやいや、サンキューフォーアンダースタンディングミーじゃねぇよ?全然理解できないって~w
はぁぁぁ?となったあと、徐々に焦ってきた。
「デポジットが返ってこなかったらどうしよう」という不安に駆られる。1か月分の家賃を失うっていうのは大きいもんね。
(そもそもこの先住むなら1か月320ドルになるはずだから、デポジットで相殺ってのもおかしくない?とかいう細かい話は置いとくけどさぁw)
もちろん、断固「NO!」というお返事。
すると…
『無視』
いやぁ、なんなんっすかねw
サンキューフォーアンダースタンディングミー!で終わり?
こちらとしてはデポジットが返らないという不安しかない・・
これも引き留めのひとつなの?!
コワイってぇぇ
そして、引越し当日。
デポジットは返ってこなかった・・
大家さんが言うには「10日後に返す」とのこと。
「契約書にそう書いてあるわ!」というので見てみると、確かに「10日以内」と書いてあった・・契約書類ってちゃんと見ないとダメなんだね。
「でも、以内なら今日でも明日でもいいんじゃない?」と言ってみたけど、10日後の一点張り。このまま言い合ってもしょうがないので日にちと時間を約束し、サヨナラを告げることに。
正直気分は良くないけど、デポジットに会えるまでは良好な関係でいたいもの。
「ありがとう、この部屋好きだったよ」
『こちらこそ長い間ありがとう。ところで、どうして出ていくことにしたの?』
「部屋があんなでこんなで~〜〜」
『それなら4階の部屋はどう?きっと満足するわ!今と同じ金額でいいわよ』
いやいやいや、今タクシーに荷物詰めたとこやん?w
最後まで引き留めを試みる大家さん。
(今と同じ金額?この先住むなら1か月320ドルになるんじゃないん?とかいう細かいことは言わんけどw)
そして10日後。
大家さんから「約束した時間には会えない」というメールがきた。
え、まさか返さないつもり?!あんなメールが来てからは不安でしょうがない。遅くなっても返してほしい旨を伝え、21時に取りに行くことに。
そして21時。
時間通りに現れる訳もなく、待ちに待たされたのだ。
そして、やーーーっと会えたよ、デポジット!
おかえり、マイデポジット♪
あぁ長い10日だったよ、貧乏人にとっては不安な10日間だったのさ。
でも返ってきて、ホッ・・
お金を受け取った帰り際、大家さんはこんなことを言い出した。
『ねぇちょっと来て、5階の部屋ってすごく眺めがいいのよ~』と。
え?なんの話?
もう引っ越したんだよ?w
そう思いながらも大家さんの内覧に付き合ってみることにww
たしかにそこには素敵な眺めがあって、向かいの部屋から丸見えで過ごしていたあの1年はなんだったんだろうという感じになった。
『前と同じ料金でいいし、今ならあなたのためにキープしておくわよ』と。
(コロナの間は安くなるはずだから、同じ料金ってのはおかしくない?とかいう細かい話は出さないでおいたけどw)
もう引っ越して10日も経つのに、まだ引き留めたいというか、「戻ってほしい」とまで言う大家さん。デポジットの件で気分が良くないことにも気付いておられないのだろうか?
なんかすごいなぁ・・
『デポジット返せないの…』のあたりから不安な日々だったんだけど、こういう引き留め方ってベトナムの文化なのかなぁ?
結果返すなら不安にさせないで~
サービスアパートメントって?