日本語教師

日本語教師養成講座の「KEC日本語学院」に通った感想。

こんにちは、シャトーブリアンです。

私は元々OLで教育関連の知識や資格も全くなく、なんなら興味すらなかったw

寒いのが大嫌いで、なんとか「あたたかい国へ行けないか」と留学を考えたりもしていた頃、旅行で行ったベトナムで日本語教師という職業を知ったのでした。実際に働いている方にお会いしたというわけではなく、旅先で知り合った人に教えてもらった程度。

でもすごく気になって帰ってからすぐに調べ、「なんだかおもしろそう!」と思ったんだよね。

で、資料請求して、学校を見学して、「はい、申し込み~!」だったw

その申し込んだ学校が「KEC日本語学院」というところ。

 

 

日本語教師養成講座の「KEC日本語学院」ってどんな学校?

「KEC日本語学院」は大阪・神戸・京都・東京にある日本語教師養成講座の学校。

 

 

 

学ぶ内容

学ぶのは3種類!

・基礎理論
・実践演習
・教育実習

それぞれ3か月単位でカリキュラムが作られていて、週に2〜3回通い9か月で修了。コースを重ねて受講した場合はもっと早く修了することもできる。

3種類についてそれぞれ簡単に説明すると…

 

基礎理論

基礎理論は座学で日本語の歴史や言語学、教育理論や文法などを多岐にわたって学んでいく。

それぞれにプリントがあり、講師の説明を聞きながら重要なところを穴埋めしていく形式。各テーマごとに試験もある。

教科書を購入するように言われたけど、ほぼ使わなかったという・・

 

実践演習

初級と中上級と教育実習の3種類。

実践演習では自分で教案を作り、クラスでプチ授業を行う。そのときにクラスメイトが学生役で参加し、良い点や改善点などのコメントを書いてくれる。

 

初級

教科書は多くの日本語学校で使われている「みんなの日本語」という教科書。

1人ずつ文型が割り当てられ、絵カードやフラッシュカードなどを各自で作って、導入部分からプチ授業を行う。

 

中上級

中上級では初級の内容に加えて、読解や聴解、ディスカッションなども行い、日本語能力試験についての練習なんかもあった。

教科書は「中級から学ぶ日本語」とオリジナルプリント。

 

教育実習

教育実習では中国や韓国、ベトナムなどの外国人学生を相手に実践演習を行う。といってもこの方々は日本語がペラペラで、模擬授業に参加するというアルバイトの方たちw

だけど、学習者視点でコメントをくれるので参考になるものが多かったかな。

 

クラスの人数によっても違うけど、どの実践演習も1人7分くらいの持ち時間。人数が多いときは1人あたりの時間が短くなり、逆に少ないときは1人あたりの時間が長くなる。

クラスは12名制と謳っていたのに実際は・・というときもあった。

 

 

クラスメイトはどんな人?

主婦や定年退職後の方、社会人や学生さんなどいろいろ。

実践演習のプチ授業に対してのコメントをお互いに書くんだけど、正直へこむ内容も多かったなぁ。いろんな方がいる分、視点も様々。いろいろな角度から意見をもらえるというのはありがたかったかな。

仲良くなったクラスメイトとは学校のあとにお茶したり、ごはんを食べに行ったりなんかもしていた。

 

 

講師はどんな人?

講座や曜日によって違う講師の方が数人いる感じ。

おもしろい先生、聞いていると眠くなってしまう先生、日本語学校の現役講師など、いろいろな講師の方がいたけど、中には「この人どうしても合わないな…」という先生もいたりした。まぁ、人間だからねw

合わない場合はクラスを変更することもできる。

 

 

修了後の就職について

学校が国内・海外ともに求人情報を提供していて、教室内での掲示やメール配信、講師からの紹介というパターンもあった。

修了する頃にはクラスのほとんどの人が就職先を見つけていたっぽい。私はインターネットで見つけた求人で無事に南国へ就職。

 

よく見ていたサイト。

日本語オンライン
日本語教師のための日本語教育情報
最新情報
「最新情報」の記事一覧です。

 

 

実際に通ってみた感想

実際に通ってみて感じた感想と、学校のイマイチだなぁと思った点は…

 

日本人なのに日本語ワカラナイ!

基礎理論は記憶していくだけなんだけど、実践演習は行動アリ。プチ授業はたったの7分だけど、その7分にとても苦労させられた。文型に関する本を読み、ネットで調べて…と、ない頭をよく使ったなぁ。

「あーもう辞めたいなぁ!」と思う日もあったけど、『あたたかいところアタタカイトコロ』と呪文を唱えてがんばったw

週に2回実践演習をすることで人前に立つということには徐々に慣れていった感じ。ま、それでも毎回緊張するんだけどね。

そんなこんなで、修了直前には45分の授業を自分で作って行うことができるようになっていた。質はさておきw

 

 

イマイチだなぁと思った点

正解を言わない

プチ授業を行なっても、その文型のベストな導入や練習方法を知れないっす・・

自分のプチ授業に対して講師からコメントをもらうんだけど、それはコメントに過ぎず、結局のところ正解がわからない感じ。また他の人の文型のときも、素人が行っているので正直なところ参考になる人はいない。

『流れはいいよね』とか『**じゃ学生はわからないわよ』と言われるけど、「じゃあどうしたらいいの?」という答えは教えてもらえないので、疑問ばかりが残りすっきりしない状態。

自分で気づくことを大切にしているのかもしれないけど、素人にとってそれは負担が大きすぎる・・

やり方は1つではないだろうけど「1つでも使えるものを知りたい!」というのが実際のところ。

 

実践演習にてプロの技術を学べない

講師の授業を見せてもらったことがないw

素人のあれこれよりも講師の見本1つで学べることって多いと思うんだよね。現役講師がいるのに、そこから学べないというのはなんだかなぁ・・

 

 

 

以上、KEC日本語学院に通った感想はこんな感じ。

 

 

養成講座は単なる通過点

 

 

 

日本語教師になるにはどうしたらいいの?
日本語教師になるには3つの方法がある。
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